WLAN通信の帯域幅を大幅に拡張可能
公開
08/28/20
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データアンドデバイス 川前 貴裕
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新しい 6 GHz 帯に 1200 MHz の周波数スペクトルが追加され、Wi-Fi 6がWi-Fi 6Eに拡張
2020年8月28日– 高速演算と大容量ネットワーク通信分野における世界的大手メーカーであるTE Connectivity (NYSE:TEL) の日本法人タイコ エレクトロニクス ジャパン合同会社(本社:神奈川県川崎市)は本日、新しい 6 GHz 帯を含むトリプルバンドに対応した Wi-Fi 6E 向けの新しいアンテナ製品ポートフォリオを発表しました。TE はアンテナの設計および解析に関する専門技術を有し、Wi-Fi 6Eにより広範なスペクトルを追加することで、新しいアプリケーションとサービスの提供、ネットワークの柔軟性向上、そして端末装置とアプリケーション間の遅延低減による高速化を実現します。
2.4 GHz と 5 GHz は、現在広く利用されている Wi-Fi 周波数帯です。使用される接続デバイスの数が増加し、こうした既存の Wi-Fi 帯域は混雑しています。新しい 6 GHz 帯では、一般的に必要な帯域幅の追加とチャネルの拡張が可能になります。Wi-Fi 6E 用途向けの TE の新しいアンテナは、2400 ~ 2483.5 MHz、5150 ~ 5875 MHz、および 5925 ~ 7125 MHz のトリプルバンドに対応しています。6GHz帯への拡張により、80MHz幅接続時で14本、160MHz 幅接続時で 7本のチャネルが追加され、WLAN (ワイヤレス ローカル エリア ネットワーク) 通信用に広範囲にわたって連続するクリーン スペクトルを提供できるようになります。新しいポートフォリオには PCB、有線 PCB、有線 FPC で利用できるアンテナ製品が加えられました。複数の無線規格に対応し、ケーブルの長さとコネクタの種類をカスタマイズできるため、迅速に製品化し、かつシステム設計に柔軟性を持たせることができます。TE の RF コンピテンス センタでは、効率的な Wi-Fi 6E MIMO アンテナ構成の作成とスループットの最適化をサポートしています。
TE の Data and Devices 部門でプロダクト マネージャを務める Han Sang Cheol は次のように述べています。「ワイヤレス ネットワークは、多くの点で私たちの生活に大きな影響を与えています。例えば、家庭や職場でのモビリティや安全とセキュリティに関する新しいソリューションの実現。さらにスマート ホーム、スマート シティ、スマート ファクトリの他にも、医療機器やヘルスケア機器に加え、さまざまなIoT デバイスが増加しております。TE のアンテナに関する設計および解析の技術により、性能とスループットを最適化されます。これによりWi-Fi 6E のスペクトル追加やチャネル帯域幅の拡大による混雑の緩和、高速化、遅延低減が実現され、次世代アプリケーションへの適応が可能になります。」
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TE について
TE Connectivityは、インダストリアル・テクノロジーリーダーとして、より安全で持続可能な社会の実現、より豊かな、つながる未来の創造に貢献しています。TEのコネクティビティおよびセンサーソリューションは、広範囲の分野にまたがり、パワー、シグナル、データの伝送を実現し、次世代トランスポーテーション、再生可能エネルギー、工場自動化、データセンターから医療技術に至る様々な産業の発展に寄与しています。8,000名の設計エンジニアを含む85,000名以上の従業員を擁するTE Connectivityは、『EVERY CONNECTION COUNTS』に基づき、世界約140カ国のお客様のビジネスをサポートし続けます。詳細はwww.te.com および LinkedIn、 Facebook、WeChat、 Instagram、 X(旧Twitter) をご覧ください。