過酷な環境に対応する防水性能

車両ハーネスがエンジンや後処理装置の近く、または露出したシャーシ配線に配置される場合、小さな接続不良がダウンタイムにつながる可能性があります。AMPSEAL 16 コネクタは、振動、湿気、粉塵、熱に対応するよう設計された防水型電線対電線、電線対デバイス、電線対パネル コネクタです。完全組立済みの一体型ハウジングに、コネクタ位置保証(CPA)と一体型コンタクト保持機能が含まれています。高温領域向けに、標準仕様は最大 125 ℃、高温仕様は最大 150 ℃ まで対応します。

AMPSEAL 16 コネクタ シリーズ

仕様概要

AMPSEAL 16 コネクタ シリーズ

2 ~ 12 極

 

動作電流
サイズ 16 コンタクトで 1 回路あたり最大 13 A

 

動作電圧
最大 250 V DC

 

保護等級
P67、バックシェル オプション使用時は IP68 および IP6K9K

 

動作温度範囲
標準温度:最大 125 ℃、高温オプション:最大 150 ℃

 

コンタクト システム
HDSF(ヘビー デューティー プレス成形)サイズ 16 コンタクト、または DEUTSCH ソリッド コンタクト

 

耐振動性
2,000 Hz まで 21 G RMS で振動試験済み

 

燃焼性
UL94 HB(高温仕様:UL94 V-0)

主な利点

AMPSEAL 16 コネクタ シリーズ

  • 大量ハーネス生産における組立工程を削減
    一体型ハウジングは完全組立済みのため、ハーネス組立時のばら部品の取り扱いを削減

 

  • 追加部品なしで二次ロックを追加
    一体型 CPA により、嵌合後の意図しないラッチ解除を低減し、高振動領域で有効

 

  • コンタクトの着座と保持をサポート
    プライマリ ラッチ補強による一体型端子位置保証機能により、コンタクトの抜け戻りリスクを低減

 

  • 複雑さの低減とコスト削減
    一体型 CPA および TPA により、組立工程を削減し、発注および在庫 / 保管管理を簡素化でき、コスト削減にも貢献

 

  • 防水性能で過酷な曝露環境に対応
    IP67、IP68、IP6K9K(バックシェルなどの背面保護使用時)のシーリングにより、粉塵や水の侵入を抑制

 

  • より高温の用途領域に対応
    高温仕様は最大 150 ℃ および UL94 V-0 に対応し、エンジン搭載部、後処理装置、パワートレイン領域に最適

 

  • 高密度ハーネス レイアウトでの誤接続防止を簡素化
    メカニカル キーイングとカラー コーディングにより、類似コネクタを複数使用する組立での誤嵌合リスクを低減

特長と用途

主な特長

AMPSEAL 16 コネクタ シリーズ

特性 仕様
コネクタ タイプ 防水型電線対電線および電線対デバイス コネクタ
極数 2、3、4、6、8、12
コンタクト システム HDSF サイズ 16 コンタクトまたは DEUTSCH ソリッド コンタクト
ワイヤ範囲 AWG 14 ~ 20(2.50 ~ 0.50 mm²)
定格電流 1 回路あたり最大 13 A(電線および負荷条件による)
定格電圧 最大 250 V DC
動作温度 標準:-40 ℃ ~ 125 ℃、高温:-40 ℃ ~ 150 ℃
保護等級 IP67、バックシェル付き:IP68 および IP6K9K
ロック機能 一体型 CPA、PA による一体型コンタクト保持
キーイングおよびコーディング A、B、C、D メカニカル キー オプション、カラー識別付き
嵌合耐久性 SAE J2030 に基づく 50 回の嵌合サイクル
振動性能 2,000 Hz まで 21 G RMS で試験済み
キーイング コード

主な用途

AMPSEAL 16 コネクタ シリーズ

エンジン ルームおよび高温領域 熱と振動が多い場所で使用されます。高温仕様は、エンジン搭載部、後処理装置、パワートレイン領域で最大 150 ℃ に対応。

 

後処理モジュールおよび周辺ハーネス
ディーゼル酸化触媒(DOC)、ディーゼル微粒子除去フィルタ(DPF)、選択触媒還元(SCR)システム周辺に適用され、高温かつ過酷な曝露環境に対応。

 

シャーシ ハーネス分岐部およびフレーム レール配線
水しぶき、異物、振動にさらされる領域で使用され、防水型接続により汚染関連の問題を低減。

ブレーキ ユニットおよび制御モジュール

確実な嵌合が重要な用途に適用。一体型 CPA により、嵌合後の二次ロックをサポートし、意図しないラッチ解除を低減。

 

センサ、アクチュエータ、モータ、ギアボックス
振動下での安定性を支えるコンタクト保持機能により、過酷な使用条件の機器における電線対デバイス接続に使用。

 

建設機械および農業機械のハーネス
泥、粉塵、洗浄、機械的衝撃にさらされる機械に使用され、防水型コネクタが指定されることが多い用途に最適。

組立動画

概要および組立手順(英語)
AMPSEAL 16(英語動画)
概要および組立手順(英語)
AMPSEAL 16(英語動画)
圧着方法(英語)
AMPSEAL 16 コンタクト(HDSF サイズ 16)(英語動画)
圧着方法(英語)
AMPSEAL 16 コンタクト(HDSF サイズ 16)(英語動画)

AMPSEAL 16 コネクタ シリーズ部品および付属品

AMPSEAL 16 コネクタ シリーズ追加情報

AMPSEAL 16

寸法

AMPSEAL 16 コネクタ シリーズ

極数 AMPSEAL プラグ AMPSEAL ヘッダ
全長 A 全高 B 全幅 C ストレート全長 D 全高 E 全幅 F 90° 全長 G
8 1.32(33.6) 1.36(34.6) 1.08(27.4) 1.35(34.3) 1.26(32.1) 1.61(40.8) 1.49(37.9)
14 1.32(33.6)
1.36(34.6)
1.39(35.4) 1.35(34.3) 1.26(32.1) 1.92(48.8) 1.49(37.9)
23 1.32(33.6) 1.36(34.6) 1.87(47.4) 1.35(34.3) 1.26(32.1) 2.39(60.8) 1.49(37.9)
35 1.32(33.6) 1.36(34.6) 2.50(63.4) 1.35(34.3) 1.26(32.1) 3.03(76.9) 1.49(37.9)

クイック選定ガイド

AMPSEAL 16 コネクタ シリーズ

選定 選定のタイミング 確認ポイント
標準温度
ハウジング
--40 ℃ ~ 125 ℃ の範囲に収まる大半のハーネス領域で使用 コネクタ周辺の想定周囲温度、エンジンおよび排気熱源との近接性
高温対応ハウジング エンジン搭載部、後処理装置、パワートレイン領域など、コネクタが -40 ℃ ~ 150 ℃ の高温にさらされる場合に使用 対象領域の温度、ヒート ソーク、周辺の後処理装置
標準ワイヤ シール オプション 電線被覆外径が標準シール範囲に適合する場合に使用 被覆外径を測定し、規定のワイヤ シール範囲と照合
小径ワイヤ シール オプション 電線被覆外径が小さく、小径シールが必要な場合に使用 被覆外径を測定し、小径シール範囲と照合
キーイング A、B、C、D 1 本のハーネス内に同一極数のコネクタが複数あり、誤嵌合リスクを低減したい場合に使用 ハーネス設計方針を定義し、嵌合ペアごとにキー コードを割り当て
バックシェルの追加 ストレイン リリーフの追加、配線整理、露出ハーネス部位での背面保護が必要な場合に使用‌ ハーネスの曲げ半径、引張荷重、摩耗リスク、配線制約
未使用キャビティはシーリング プラグで封止 未使用極がありつつ環境シーリングが必要な場合に使用 最終組立前にキャビティ数と実装回路数を確認

 

よくある質問(FAQ)

AMPSEAL 16 コネクタ シリーズ

Q:AMPSEAL 16 コネクタの CPA とは何ですか。

A:CPA は Connector Position Assurance の略です。AMPSEAL 16 コネクタを嵌合した後、CPA は二次ロックとして所定位置にスライドします。エンジン ルーム、建設機械、大型車両などの高振動環境において、意図しないラッチ解除の可能性を低減します。CPA はプライマリ ラッチと連動し、追加の機械的保護を提供します。これにより、産業用および商用輸送用途で一般的な衝撃や振動の下でも、確実なコネクタ嵌合を維持できます。

 

Q:AMPSEAL 16 コネクタの TPA とは何ですか。

A:TPA は Terminal Position Assurance の略です。AMPSEAL 16 コネクタでは、TPA はプライマリ ラッチ補強機能としてハウジングに統合されています。
圧着済みコンタクトをハウジングに挿入した後、TPA を最終ロック位置まで押し込みます。これにより、各コンタクトが完全に着座していることを確認し、振動や機械的ストレスによるコンタクトの抜け戻りを防止できます。
個別のウェッジロックを必要とするコネクタ システムとは異なり、AMPSEAL 16 コネクタはこの機能を一体型ハウジング設計に統合しています。

 

Q:AMPSEAL 16 コネクタはどの温度範囲に対応しますか。

A:標準 AMPSEAL 16 コネクタは -40 ℃ ~ +125 ℃ で動作します。
高温仕様の AMPSEAL 16 コネクタは +150 ℃ まで対応し、UL94 V-0 難燃性要件に適合します。これらの仕様は、高温になりやすいエンジン搭載部、後処理装置、パワートレイン用途向けに設計されています。

 

Q:AMPSEAL 16 コネクタは水や粉塵に対して防水・防塵ですか。

A:はい。はい。AMPSEAL 16 コネクタは IP67 の保護等級を満たすよう設計されています。背面保護またはバックシェルを取り付けることで、過酷な環境において IP68 および IP6K9K 性能を実現できます。
シーリングは以下により実現されます。

  • プラグとキャップ間のシリコーン インタフェース シール
  • 各キャビティの個別ワイヤ シール
  • 未使用極用のオプション キャビティ プラグ

この多層シーリングにより、湿気、粉塵、オーバースプレーが接続部に侵入するリスクを低減します。

 

Q:AMPSEAL 16 コネクタはどの定格電流および定格電圧に対応しますか。

A:AMPSEAL 16 コネクタは、HDSF および DEUTSCH ソリッド サイズ 16 コンタクトを使用し、電線サイズに応じて 1 回路あたり最大 13 A に対応します。AWG 14 ~ 20(2.50 ~ 0.50 mm²)の電線サイズに対応し、最大 250 V DC の定格です。
実際の許容電流は、電線サイズ、コンタクトめっき、熱条件によって異なります。

 

Q:AMPSEAL 16 コネクタは、ハーネス組立時間の短縮にどのように役立ちますか。

A:AMPSEAL 16 コネクタは、TPA および CPA を統合した完全組立済みの一体型ハウジングを特長としています。
端子ロックおよびコネクタ ロックがハウジングに内蔵されているため、別体のウェッジロックや二次部品を取り付ける必要がありません。これにより、組立工程を削減し、量産化を簡素化し、大量ハーネス生産における一貫した品質を支援します。


Q:使用可能な電線サイズと極数は何ですか。

A:AMPSEAL 16 コネクタは、2、3、4、6、8、12 極で提供されています。
AWG 14 ~ 20 の電線サイズに対応し、被覆外径に応じて標準および小径ワイヤ シール オプションを用意しています。
これにより、エンジニアは電流要件とハーネス レイアウトに基づいて適切な構成を選択できます。

 

Q:AMPSEAL 16 コネクタの使用時の耐久性はどの程度ですか。

A:AMPSEAL 16 コネクタは SAE J2030 に基づき 50 回の嵌合サイクルに対応し、25 ~ 2,000 Hz、21 G RMS の振動に各軸 20 時間耐えるよう試験されています。
これにより、エンジン、トランスミッション、オフハイウェイ機器などの高振動用途において安定した電気性能を支えます。

 

Q:AMPSEAL 16 コネクタを分解するにはどうすればよいですか。

A:分解には 2 つの操作があります。
• コネクタの嵌合解除(2 つの半体を分離)
• コネクタのデピン作業(ハウジングからコンタクトを取り外す)

 

Q:コネクタの嵌合を解除するにはどうすればよいですか。
A:

1. 二次ロック(CPA)を解除し、メイン ラッチが動くようにします。
2. プライマリ ラッチを押し、2 つの半体をまっすぐ引き離します。
ヒントとして、コネクタが容易に分離しない場合は、力を加える前に二次ロックが完全に解除されていることを確認してください。

 

Q:二次ロック(CPA)とは何ですか。
A:
意図しない嵌合解除を防ぐための安全機能です。メイン ラッチを解除する前に、必ず解除する必要があります。

 

Q:コネクタからコンタクトを取り外す(デピンする)にはどうすればよいですか。
A:

1. バックシェルや導管サポートなどの背面付属品を取り外します。
2. ハウジングから端子位置保証(TPA)を取り外します。
3. キャビティにコンタクト抜き工具を挿入し、保持機構を解除します。
4. コンタクトが外れるまで、電線を背面側からゆっくり引きます。

 

Q:コンタクト取り外しにはどの工具が必要ですか。
A:
ハウジングを損傷せずに保持機構を適切に解除するため、コンタクト システムに適合した専用コンタクト抜き工具の使用を推奨します。

 

Q:コンタクトが外れない場合はどうすればよいですか。
A:

• キャビティ内での工具位置を再確認してください。
• 保持機構が完全に解除されていることを確認してください。
• 過度な力で引っ張らないでください。コネクタやシールを損傷する可能性があります。

 

Q:デピン後にコネクタを再組立するにはどうすればよいですか。
A:

1. ロックされるまでコンタクトを挿入します。

2. TPA を再装着し、すべてのコンタクトを固定します。

3. コネクタを再嵌合し、二次ロックを再度かけます。

 

 

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