ストリング式ポテンショメータによる位置測定

ストリング式ポテンショメータは、ストリング ポット、ドロー ワイヤ センサ、ストリング エンコーダ、またはヨーヨー ポットとも呼ばれ、フレキシブル ケーブルとスプリング式スプールを使用して直線位置および速度を検出および測定するケーブル作動式位置センサです。

ストリング式ポテンショメータは、ケーブル作動式位置センサとも呼ばれ、スプリング式スプールに巻き付けられたステンレス鋼製測定ケーブルを使用します。 巻尺と同様に、センサ本体はストロークの一端で固定位置にボルト固定され、スチール ケーブルの自由端は移動体に取り付けられます。スプールに結合された内部回転センサが、ケーブルがストロークに沿って引き出され戻される位置を追跡します。張力スプリングにより、最も過酷な条件下でもケーブルの張力が維持されます。また、ロッド型直線センサとは異なり、ケーブル式位置センサは高精度な平行調整を必要とせず、より狭いスペースに収納できます。

製品の特長:

ストリング式ポテンショメータ 製品ラインアップ

  • 屋内外環境向け、最大 43 m の測定範囲に対応する産業用パッケージ
  • アナログ電圧出力:4 ~ 20 mA、分圧、0 ~ 5 V、0 ~ 10 V、±5 VDC、±10 VDC
  • デジタル出力:CAN バス J1939、CANopen、インクリメンタル エンコーダ
  • コンパクトで経済的な用途向けの堅牢な金属ハウジングおよびプラスチック パッケージ
  • 狭小スペース用途の OEM ニーズに対応するオープン フレーム設計
  • 試験および計測用途向け、精度 0.05 %、再現性 0.02 % の高精度パッケージ
  • カスタム設計および取り付けオプションに対応
グレー水平区切り線

ストリング式ポテンショメータの仕組み

測定を行うには、トランスデューサ本体を固定面に取り付け、ステンレス鋼ケーブルを可動体に接続します。 対象物が移動すると、トランスデューサはケーブルの直線伸長または速度に比例した電気信号を生成します。この信号はディスプレイ、PLC、またはデータ取得システムへ送信できます。

 

ストリング式ポテンショメータ、またはケーブル延長式トランスデューサ(CET)は、主に以下の 4 つの部品で構成されます。

  • 測定ケーブル
  • スプール
  • スプリング
  • 回転センサ


トランスデューサのハウジング内部では、精密加工された一定直径の円筒形スプールにステンレス鋼ケーブルが巻き取られており、測定ケーブルの巻き取りおよび巻き戻しに応じて回転します。

ケーブル作動式位置センサ(ストリング式ポテンショメータ)

ケーブル張力を維持するため、スプリングがスプールに結合されています。スプールは回転センサ(エンコーダまたはポテンショメータ)のシャフトに結合されています。トランスデューサのケーブルが可動体とともに伸長すると、スプールおよびセンサ シャフトが回転します。シャフトの回転により、ケーブルの直線伸長または速度に比例した電気信号が生成されます。

ストリング式ポテンショメータで利用可能な出力信号の種類

  • ポテンショメータ式(分圧)
  • 0 ~ 10 VDC
  • 4 ~ 20 mA(2 線式)
  • 0 ~ 20 mA(3 線式)
  • インクリメンタル エンコーダ(直角位相)
  • アブソリュート エンコーダ(詳細はお問い合わせください)
  • RS232/RS422 通信
  • DeviceNET®
  • CAN バス J1939

ストリング式ポテンショメータの利点

ストリング式ポテンショメータを使用すれば、対象物の動きおよび位置を容易に測定できます。ストリング式ポテンショメータは数分で設置でき、不安定な場所や狭い場所にも取り付け可能で、完全な平行調整を必要としません。また、高い柔軟性を備え、測定範囲に対してコンパクトで、ロッド型またはワンド型測定装置よりも低コストです。ストリング式ポテンショメータは、産業用工場オートメーション、先進医療機器、構造物試験および自動車試験、ダイカストまたは射出成形、油圧シリンダ制御など、幅広い用途に使用できます。

測定範囲

TE Connectivity は、0 ~ 2 インチから 0 ~ 1700 インチ(140 フィート)までのフル ストローク範囲のストリング式ポテンショメータを提供しています。ご質問や特定モデルの選定に関するご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。当社のアプリケーション エンジニアがご対応いたします。