ファイン ピッチ FPC
ファイン ピッチ フレキシブル プリント回路 (FPC) コネクタは、ピッチ間隔が小さすぎて大型の電線対基板タイプの相互接続を使用するのが現実的でない場合に最適です。
当社のファイン ピッチ FPC ソリューションは信頼性の高い相互接続システムであり、 アクチュエータを使用してケーブル結線を固定します。そのため、ツーリングは必要ありません。ピッチ間隔が狭く低背かつ軽量な相互接続ソリューションを設計する際は、FPC コネクタの以下の利点と側面をご検討ください。
テールの向き
当社のすべてのファイン ピッチ FPC 製品は、テールの向きがちどり状になっています。つまり、図 A に示すように、前部と後部の端子が交互に配置されています。
テールの向きがちどり状になっている場合は、図 B に示すように、前部端子の中心と後部端子の中心との距離がピッチ間隔になることに注意してください。
ピッチ間隔
ピッチの測定方法は多数ありますが、通常は単純に、ある端子とその隣の端子の中心の間隔を測定します。
当社のファイン ピッチ FPC 製品のピッチ間隔は、図 C に示すようにコネクタ自体の端子を見るか、図 B に示す方法で確認できます。
アクチュエータのタイプ
当社のすべてのファイン ピッチ FPC コネクタは、プリント回路保持力を高めるために、フリップロック アクチュエータを備えています。この結線方法ではゼロ挿入力も実現できます。そのため、この製品は ZIF コネクタとも呼ばれます。下の図に、フリップロック アクチュエータの操作方法を示します。
フロント フリップロック アクチュエータ
バック フリップロック アクチュエータ
スタッファ アクチュエータ (プランジャー スタイル)
端子のタイプ
当社の多くのファインピッチ FPC 製品には、トップ端子、ボトム端子、デュアル端子のバージョンがあります。この属性は、FPC が端子のどの部分と接触するかを表します。下の図からわかるように、FPC 端子は “U” 型になっています。その U 型端子の一方の側のみが、FPC 端子に接続します。以下に説明するように、通常はフレキシブル プリント回路の向きに基づいて適切な端子設計を選択します。
傾斜挿入
傾斜挿入の利点