
USB の汎用性
Micro USB コネクタには、このような防滴リセプタクルを含むさまざまな設計オプションがあります。Micro USB 2.0 を設計する際に考慮すべきタイプおよびオプションをご覧いただき、Micro USB 2.0の選定にお役立てください。
当社の Micro USB コネクタは、すべての USB 用途に対応するうえでの信頼性、堅牢性、およびシステムの汎用性に関して定評があります。 TE の USB システムは I/O デバイスに対する包括的な相互接続技術であり、DIP タイプのはんだ付け、SMT はんだ付け、標準マウント、逆マウント、ミッド マウントといった幅広い種類があります。
USB (ユニバーサル シリアル バス) は、USB Implementer's Forum によって管理されている規格です。USB は市場で広く採用されていることを特徴としており、異なるデバイス要件に対応できるようにいくつかのフォーム ファクタで構成されています。Micro USB シリーズは主にモバイル デバイスで使用されており、USB ファミリの中で最小のコネクタ シリーズです。TE の USB コネクタは、高速データ伝送能力と充電機能を 1 つのコネクタに集約します。
プラグとリセプタクルの種類
嵌合のタイプ
A および B プラグ、B および AB リセプタクル
通常、タイプ A プラグは “マスター” デバイスへの接続に使用されます。タイプ B プラグは “スレイブ” デバイスへの接続に使用されます。デバイス自体は、タイプ B (スレイブ) プラグのみに対応するリセプタクルか、またはタイプ A とタイプ B の両方のプラグに対応するリセプタクルを備えています (デバイスはマスターまたはスレイブとして機能できます)。このリセプタクルは AB リセプタクルと呼ばれます。

はんだ付けのタイプ
はんだマウント技術 (SMT)
デュアル インライン パッケージ (DIP) タイプのリセプタクルは、コネクタを強化する 2 本または 4 本のスルーホール ソルダータインを備えています。これらのソルダータインは、コネクタに例外的に大きな力が加わった (たとえば、挿入されたプラグとともにデバイスが落下した) 場合に、コネクタが基板から外れるのを防ぎます。



実装のタイプ
標準マウントとミッド マウント
Micro USB コネクタの高さは 2.51mm です。標準のオンボード取り付けではこの高さになりますが、コネクタを基板に沈めれば、エンド アプリケーションの高さを小さくすることができます。この処理ではミッド マウントが形成されます。要件に応じて、ミッド マウントではいくつかの高さを実現できます。



逆マウント
Micro USB プラグは、必ず USB ロゴをユーザーに向けた状態でデバイスに差し込む必要があります。逆マウント タイプは、プラグ挿入方向は正しいままで反対側の基板サイトに取り付けることができます。この機能は、嵌合インタフェースを切り替えることで実現できます。逆マウントは、標準逆タイプ (オンボード) と逆ミッド マウント タイプの両方が用意されています。
フランジとフランジレス

フランジ付きの Micro USB (オレンジ色の丸印) とフランジレス リセプタクル
フランジあり
Micro USB コネクタの外観
フランジ付きの Micro USB コネクタでは、コネクタと電話カバーの間に隙間ができます。この隙間から埃が侵入するため、美的観点からは望ましくありません。


フランジレス
Micro USB コネクタの外観
フランジレス Micro USB コネクタは、カバーと組み合わせることをお勧めします。フランジの機能はシェルによってピックアップされます。


防滴
シーリング
デバイスの保護の強化
デバイス カバーへの軸シーリングまたはラジアル シーリングが可能です。カバーの外側全体に防滴シーリング材が施されています。防水シーリングを適用することもできます。


