軽量相互接続ソリューション

小型化傾向が進む現在の市場では、より狭い極間やピッチ間隔、低背、かつ軽量な相互接続ソリューションが求められています。FPC コネクタは、このような拡大する市場の課題に対応するため開発されました。TE のFPC (フレキシブル プリント回路) ソリューションは、ピッチ幅 0.25mm/0.3mm/0.5mm/1.0mm/1.25mm のバージョンを取り揃えており、薄さと軽量性を特徴としています。

特長

FPC コネクタ
  • FPC/FFC ケーブルに対応
  • ZIF スタイルと非 ZIF スタイルをご用意
  • 豊富なピッチ間隔オプション
  • SMT および T/H の PCB 結線タイプをご用意
  • 工具が不要
  • 取り付け方向は、水平型および垂直型の 2 通りをご用意
  • 水平型バージョンでは、トップ端子/ボトム端子/デュアル端子のいずれかを選択可能
  • はんだパッドおよび屈曲脚で PCB を保持
  • ロック機能により、高保持力を提供

低いプロファイル高

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コスト パフォーマンスの高いソリューション

時間の節約

  1. フレキシブル プリント回路基板 (FPC) コネクタ

小型化傾向が進む現在の市場では、より狭い極間やピッチ間隔、より低背なプロファイルを採用して、さらなる軽量化を実現した相互接続ソリューションが求められています。フレキシブル プリント回路 (FPC) コネクタは、こうして拡大を続ける市場の課題に対応するために開発されました。FPC コネクタの機能を、ビデオでご紹介しています。

TE の新しい FPC コネクタは、お客様が求める設計の柔軟性を提供します。さらに、低背、省スペース、組み立て時間の短縮も実現します。
Joseph Proffitt,
Product Manager、TE Connectivity
汎用性のあるロープロファイル FPC コネクタです。

用途

FPC コネクタ
  • フラット フレキシブル プリント ケーブル
  • 液晶ディスプレイ 
  • ゲーム機
  • タブレット端末
  • ウェアラブル機器
  • カメラ
  • インクジェット/レーザ/3D プリンタ
  • パソコン
  • 携帯電話およびスマート フォン
  • GPS デバイス
  • セットトップ ボックス
  • ディスク ドライブ
  • コピー機
  • 医療機器

 

フレキシブル プリント回路 (FPC) コネクタ

極間ピッチ オプション

  • 0.25 mm ピッチのフレキシブル プリント回路 (FPC) コネクタ
  • 0.3 mm ピッチ FPC コネクタ
  • 0.5 mm ピッチ FPC コネクタ
  • 1.0 mm ピッチ FPC コネクタ
  • 1.25 mm ピッチ FPC コネクタ
FPC の基本: 図 A & B
当社のすべてのファイン ピッチ FPC 製品は、テールの向きがちどり状になっています。つまり、図 A に示すように、前部と後部の端子が交互に配置されています。 テールの向きがちどり状になっている場合は、図 B に示すように、前部端子の中心と後部端子の中心との距離がピッチ間隔になるように注意してください。
FPC の基本: 図 C
図 C | ピッチの測定方法は多数ありますが、通常は単純に、ある端子とその隣の端子の中心の間隔を測定します。 当社のファイン ピッチ FPC 製品のピッチ間隔は、図 C に示すようにコネクタ自体の端子を見るか、図 B に示す方法で確認できます。

 すべてのファイン ピッチ FPC コネクタは、プリント回路保持力を高めるために、フリップロック アクチュエータを備えています。この結線方法ではゼロ挿入力も実現できます。そのため、この製品は ZIF コネクタとも呼ばれます。下の図に、フリップロック アクチュエータの操作方法を示します。

フロント フリップロック アクチュエータ

                                             

フロント フリップロック アクチュエータのステップ 1
ステップ 1: フリップロック アクチュエータを開きます。
フロント フリップロック アクチュエータのステップ 2
ステップ 2: FPC をコネクタに挿入します。
フロント フリップロック アクチュエータのステップ 3
ステップ 3: FPC を挿入したまま、フリップロック アクチュエータを閉じます。
フロント フリップロック アクチュエータのステップ 4
ステップ 4: これで、FPC がコネクタとしっかり嵌合しました。
バック フリップロック アクチュエータ

                        

バック フリップロック アクチュエータ - ステップ 1
ステップ 1: フリップロック アクチュエータを開きます。
バック フリップロック アクチュエータ - ステップ 2
ステップ 2: FPC をコネクタに挿入します。
バック フリップロック アクチュエータ - ステップ 3
ステップ 3: FPC を挿入したまま、フリップロック アクチュエータを閉じます。
バック フリップロック アクチュエータ - ステップ 4
ステップ 4: これで、FPC がコネクタとしっかり嵌合しました。
スタッファ アクチュエータ (プランジャー スタイル)

                       

スタッファ アクチュエータ (プランジャー スタイル) - ステップ 1
ステップ 1: 最初の状態
スタッファ アクチュエータ (プランジャー スタイル) - ステップ 2
ステップ 2: スタッファを前方にスライドさせて開きます。
スタッファ アクチュエータ (プランジャー スタイル) - ステップ 3
ステップ 3: FPC をコネクタに挿入し、スタッファを後方にスライドさせて閉じます。
スタッファ アクチュエータ (プランジャー スタイル) - ステップ 4
ステップ 4: これで、FPC がコネクタとしっかり嵌合しました。
FPC 端子のタイプ
当社の多くのファインピッチ FPC 製品には、トップ端子、ボトム端子、デュアル端子のバージョンがあります。この属性は、FPC が端子のどの部分と接触するかを表します。下の図からわかるように、FPC 端子は “U” 型になっています。その U 型端子の一方の側のみが、FPC 端子に接続します。以下に説明するように、通常はフレキシブル プリント回路の向きに基づいて適切な端子設計を選択します。

利点

              

FPC 水平挿入
水平挿入: 通常、FPC は水平に (PCB と平行に) 相互接続に挿入されます。この挿入方法では相互接続の手前にある貴重なスペースが占有されますが、今日のデバイスは小型化が進んでいるため、このことが問題となる可能性があります。
FPC 傾斜挿入:
傾斜挿入: 傾斜挿入では、FPC を斜めから相互接続に挿入できます。この挿入方法を使用すると、標準の挿入方法では使用できなかった相互接続の手前のスペースが解放されます。
FPC の傾斜挿入の利点
傾斜挿入の利点: この図は、相互接続に対して傾斜挿入した場合に、節約された基板スペースをどのように最適化できるかを示しています。この解放された基板スペースを利用して、FPC コネクタのグループを集約したり、PCB 上のこのスペースに何かを配置したりできます。

よくある質問

スタンダード & ファイン ピッチ

 

Q: TE Connectivity ではどのようなポジション サイズを提供できますか?

A: 製品図面に別途記載されている場合を除き、当社から提供できるのは奇数のポジション サイズのみです。提供可能な最大のポジション数は、0.3 mm ピッチ シリーズでは 71P、0.25 mm ピッチ シリーズでは 61P です。

 

Q: フレキシブル プリント回路の傾斜挿入にはどのような利点がありますか?

A: FPC を傾けてコネクタに挿入および嵌合できれば、挿抜時にコネクタの手前に必要となるクリアランスが少なくなるため、FPC コネクタを PCB 上のほとんどどこにでも配置できます。

 

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