
TE Connectivity が市場初の宇宙向けソルダースリーブを発売
この新しいソリューションは、低ガス放出性と極端な温度に対する耐性が求められる宇宙用途をサポートします。
October 14, 2021
コネクティビティとセンサの世界的リーダーである TE Connectivity (TE) は、市場初のソリューションである宇宙向けソルダースリーブを発表します。この製品は、制御された信頼性の高いはんだジョイントを低高度地球軌道 (LEO) 衛星などの低ガス放出用途向けに提供します。この新製品は、使用中の異物損傷 (FOD) を最小限またはゼロに抑える必要がある、宇宙産業の需要に答えるように設計されています。ソルダースリーブは、LEO コンステレーションや発射台を使用する小型衛星、ナノ衛星、キューブ衛星をサポートし、材料から、社内生産・試験・最終製品に至るまで、エンドツーエンドの品質管理を保証します。
宇宙向けソルダースリーブ相互接続デバイスは、迅速かつ簡便な施工、過酷な環境での稼動に耐える耐久性、宇宙分野での用途における汎用性を考慮して設計されています。この製品は、配線接続およびシールド接続に使用できます。熱収縮技術を採用しているため、接続・絶縁・保護をワンステップで行うことができます。このソリューションは透明な絶縁スリーブで構築されており、定格は最大 150°C、引張強度は最大 15 ポンドです。
TE の Aerospace, Defense & Marine 部門の Product Manager である Ujjwal Varma は、「TE の宇宙向けソルダースリーブ相互接続デバイスは、高い信頼性・SWaP 削減・環境的に保護されたケーブルのシールド接続を実現する理想的なソリューションを提供し、絶縁・保護・ストレイン リリーフを同時に実現します」と述べています。「TE 社内設計と品質管理プロセスにより、完全な信頼性とトレーサビリティーのある製品を提供しています」
施工に必要な工具は最小限であり、TE 仕様 108-160024、ASTM E-595 (ECSS-Q-ST-70-02C) および RT-1404 に準拠した低ガス放出性パラメータが試験・認定されています。