注目の製品: 一体型のマグネットと PoE を備えた Ethernet ジャック

インダストリアル ジャックによるリモート給電と強化された EMI 性能の一体型ソリューション

インダストリアル Ethernet 用途向けに高度に一体化したコネクティビティ PCB ソリューションです。3 ワイヤ チョークで EMI 性能の向上を図り、Ethernet ケーブルを通じて周辺機器へのリモート給電を実現します。この新製品のジャックは IEEE 802.3at (PoE+) 標準に準拠し、ポートあたり最大 25.5 W の電力に対応しています。

February 11, 2019

ダルムシュタット (ドイツ) - 2019 年 2 月 11 日 - コネクティビティとセンサの世界的リーダー企業である TE Connectivity (TE) は、一体型のマグネットと Power over Ethernet (PoE) を備えた Ethernet ジャックのシリーズを導入しました。このシリーズは、システム全体の PCB 設計作業と周辺機器への電源供給を簡素化するインダストリアル用途向けに特化して設計されています。

TE で新製品の Ethernet ジャック担当プロダクト マネージャを務める Ruud van den Brink は次のように述べています。「当社の新しい Ethernet ジャックは、ボード上で回路のアナログ部分へのレイアウトを不要にしながら、伝送に関するシステムの要件をこれまでどおりに満足できます。これらのジャックは IEEE 802.3at (PoE+) 標準に準拠しているので、ポートあたり最大 25.5 W の電源デバイスに使用できます。当社では、これはインダストリアル市場にとって魅力的な製品となると考えています」

この Ethernet ジャックは、高温耐性を備えた難燃性 (UL94-V0) 液晶樹脂 (LCP) を材料としているので、260°C のリフローはんだ付けで他のコンポーネントとともに使用でき、アセンブリの簡素化と総合コストの削減に効果があります。3 ワイヤ チョークを使用することにより、コイルの飽和を防止し、電源と信号との干渉を最小限に抑えています。

コンタクトには厚みがある金めっき (50 マイクロインチのニッケルめっき上に 30 マイクロインチ) を施しているので優れた耐腐食性を発揮し、過酷な環境でジャックを使用しても長期間にわたって接触不良のリスクを低減します。その使用温度範囲は -40°C ~ +85°C ときわめて広く、広範なインダストリアル用途に最適です。

TE について

TE Connectivityは、インダストリアル・テクノロジーリーダーとして、より安全で持続可能な社会の実現、より豊かな、つながる未来の創造に貢献しています。TEのコネクティビティおよびセンサーソリューションは、広範囲の分野にまたがり、パワー、シグナル、データの伝送を実現し、次世代トランスポーテーション、再生可能エネルギー、工場自動化、データセンターから医療技術に至る様々な産業の発展に寄与しています。8,000名の設計エンジニアを含む85,000名以上の従業員を擁するTE Connectivityは、『EVERY CONNECTION COUNTS』に基づき、世界約140カ国のお客様のビジネスをサポートし続けます。詳細はwww.te.com および LinkedIn、 Facebook、WeChat、 Instagram、 X(旧Twitter) をご覧ください。

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