TE Connectivity
投資収益を示す通貨とともに男性が描かれているイラスト。

ROI関連の質問に対する回答

エグゼクティブの43%が年間収益の20%をAIに投資する意向を示す一方、そのROIの測定方法が課題

AIがもたらす価値の評価方法については、エンジニアとエグゼクティブの間で見解に違いがあります。エンジニアの61%は、ブランド評価の向上やイノベーション能力、競争優位性といった長期的な戦略的成果からROIを見込む傾向が強く、同様に考えるエグゼクティブは53%にとどまります。一方、エグゼクティブの71%は、効率性や生産性の向上といった業務改善によるROIの実現をより重視する傾向があり、エンジニアの60%を上回っています。

注目すべき点としては、AI活用の取り組みの最終的なROIについて「十分明確に理解している」と答えたのは、全体の24%にとどまっていることです。さらに状況を複雑にしているのは、エンジニアもエグゼクティブも互いのROIに対する理解度を過大または過小評価する傾向が見られる点です。企業が業務にAIを導入するなかで、この不明確さは、エグゼクティブの方針と掲げた戦略目標が整合しているのかについて、組織内に混乱を招く可能性があります。

企業におけるAIのROIを理解しているのは誰か

エグゼクティブの

Executive Icon

19%

が、AIのROIを十分明確に理解していると自認している

エンジニアの

Engineers Icon

31%

が、エグゼクティブはAIのROIを十分明確に理解していると思っている

エグゼクティブの

Executive Icon

17%

が、エンジニアはAIのROIを十分明確に理解していると思っている

エンジニアの

Engineers Icon

28%

が、 AIのROIを十分明確に理解していると自認している

TEの見解

AIツールを導入する際には、成功の定義を明確にすることが欠かせません。TEでは、エンジニアリングの生産性向上を最優先事項として掲げています。同じ期間でより多くの成果を出すことを目指し、今後5年間でエンジニアリング工数を30%拡大するという目標を設定しています。次に、プロジェクトや製品の品質向上も重要です。AIを適切に活用すれば、より大規模で信頼性の高いデータソースを基に、重要なシミュレーションをより精度高く分析できるようになります。ただし、「ジェボンズのパラドックス」が示すように、技術が進歩して効率が高まるほど業務量が増え、その効率向上が相殺されてしまう可能性があります。これを踏まえ、AI導入が社内プロセスと外部向けアウトプットの双方で実際に生産性向上につながっているかを確認することが極めて重要です。

Ruediger Ostermann, CTO, Transportation Solutions
Ruediger Ostermann

トランスポーテーションソリューションズ CTO