TE Connectivity
回路が ITI アイコンとして描かれているイラスト。

TE Connectivity

2026
インダストリアル・テクノロジー・インデックス

今回の調査対象企業の多くは、AIの試行段階を終え、その先へと進んでいます。世界のテクノロジー業界を牽引するイノベーションの現状を毎年調査しているTE Connectivity「インダストリアル・テクノロジー・インデックス」2026年版によると、現在、82%の企業がAIをある程度導入し、そのうち35%が広範囲に導入していると回答しています。昨年の調査では、AIをある程度導入している割合は69%、広範囲に導入している割合はわずか22%だったため、それぞれ10ポイント以上の増加です。

さらに、このようにAIの利用が拡大したことに伴い、企業の全体的な目標は顕著に変化しました。TEが本調査を実施してきたこの4年間で初めて、企業は製品イノベーションよりも財務目標を優先すると回答しています。この利益重視への方向転換は、革新的で戦略的なイノベーションを追求するエンジニアと、段階的な変化や業務効率化に重点を置く企業エグゼクティブとの間に摩擦を生み出す可能性があります。

企業がそのギャップを埋めることができれば、AI技術を活用してイノベーションを主導する立場に近づくことができます。その際に参考となるのが、これまでの自動化導入の経験です。自動化の取り組みは、エンジニアとエグゼクティブの優先順位を整合させるための実証済みのモデルとなっており、企業がAIを活用してイノベーションを進め、かつ財務成果を生み出すうえでも有効です。

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Engineers from TE Company

ROI(投資利益率)が主役に

Engineers from TE Company

AIが事業運営におけるコア技術として存在感を高めるなか、エグゼクティブとエンジニアはいずれも、AIが職場の役割を再構築し、イノベーションを加速させ、オペレーションを変革する可能性があることを認識しています。しかし、企業がAIを業務全体に組み込むにつれ、こうした変化をバランスよく実現していくことが課題となっています。

特に、AIの価値をどう測るべきかをめぐる認識の相違は、エンジニアとエグゼクティブの間に摩擦を生み出すおそれがあります。次のセクションでは、こうした状況を詳しく検討し、企業がエンジニアとエグゼクティブの足並みをそろえるための方法を探ります。それにより、AIのメリットを最大限に引き出しやすい体制づくりに役立つ方法を明らかにします。

本調査について

TE Connectivity 2026 インダストリアル・テクノロジー・インデックスは、世界のテクノロジー業界を牽引するイノベーションの現状を把握するために、第三者機関に委託して実施されたTE Connectivityの独自調査報告書です。

本調査は、米国、中国、ドイツ、インド、日本の5カ国において、各業界のエンジニアとエグゼクティブ、計1,000名を対象にオンラインで実施しました。重要なイノベーションの課題に企業がどのように取り組んでいるかについての洞察と知見を提供することを目的としています。

本調査実施期間:2025年11月3日~12月1日 調査対象者が属する業界:5Gワイヤレス技術 | データ、クラウド・コンピューティング、人工知能 | 自動車・商用輸送 | 業務用・家電製品 | 航空宇宙および防衛 | 産業機械 | 医療機器/技術 | エネルギーソリューション | センサアプリケーション