ポール ホイール

ポール ホイール検知は通常、半径方向に取り付けられたセンサによって行います (場合によっては軸取り付けが使用されることもあります)。センサとポール ホイール間のエア ギャップを決定するときは、すべての取り付け公差と動作公差を考慮に入れてください。軸取り付けの場合は、軸方向のシャフトの遊びを考慮に入れます。ポール ホイールが回転しているときのセンサ出力信号のマーク スペース比を比較的一定に保つため、ポール ホイールとセンサ間のエア ギャップはできるだけ小さくする必要があります。

磁束変化の原理で作動するセンサには、強磁性材料でできたポール ホイール (鉄、鋼、鋳物) が必要です。ステンレス鋼と 8% CrNi によるめっきは適していません。一部の用途 (ターボチャージャーや、大きなエア ギャップでの検知) では、永久磁石付きのポール ホイールを使用できます。HF センサには、金属材料製のポール ホイールが必要です。

最適な信号を発生させるため、インボリュート歯車形状のポール ホイール、もしくは溝付きディスクまたは穴開きディスクを使用してください。スタンプ セクション (ポール バンド)、ボルト、およびねじ頭も使用できます。部品とセンサ間のエア ギャップが変化しないことが保証されている必要があります。 

心振れ、フロート、および穴/スロットのギャップと制限に関する最適な検知要件については、データシートを参照してください。