注目の製品: MU27P コネクタ シリーズ

複数ユニット (MU) コネクタ

複数ユニット (MU) コネクタには、27 極のピン リセプタクルとプラグ、「ダミー」リセプタクルが含まれます。これらは、機関車とユニット間の信号伝達をするために使用されます。27 極 Trainline コネクタを使用すると、列車の単一ポイントが車両の全部または一部に 27 のコマンドを同時に発行することができます。

May 31, 2018

接続およびセンサの分野で世界をリードする TE Connectivity (TE) は、鉄道機関車と車両間の信頼性の高い制御と通信接続を確保するために MU27P コネクタを導入しています。27 極のプラグおよびリセプタクル (「ダミー」リセプタクルを含む) を使用すると、列車の単一ポイントが車両の全部または一部に 27 のコマンドを同時に発行することができます。

これらの新しいコネクタは、ドア制御および表示、客室放送装置、ブレーキの動作表示、オーディオおよびその他の旅客鉄道機能の信号を伝達します。他のすべてのリードが 12 AWG または 14 AWG の状態で 3 つの 10 AWG リードに対応できるように設計されています。これによって、アメリカ鉄道協会 (AAR) 規格 AAR-S-512 の仕様に準拠し、他のブランドと完全に交換可能なコネクタになっています。クリンプ コンタクト上の銀めっきによって優れた電気端子が実現します。

「これらの高品質ユニットは主に北米の鉄道車両を目的としたものですが、他の地域でも使用できます」と、TE Connectivity で鉄道産業用端子とコネクタを担当する Global Product Manager の Dyon Bogaarts は述べています。「これらは 27 ポイントのジャンパーおよびリセプタクル ハードウェアに適用される米国公共交通協会 (APTA) の PR-E-RP-019-99 規格に準拠しています。また、機関車および機関車交換機器に対する AAR 規格 AAR-S-512、NF F 61-030 (鉄道車両 - 電気コネクタ - 一般) に基づく一連の試験によるヨーロッパの鉄道接続機器の検証にも対応しています。

プラグおよびリセプタクルには、5色に色分けした、堅牢なコーティングを施したアルミニウム シェルがあります。黒色は制御、青色は通信、白色は AEM-7、赤色は通信通勤、黄色はダミー リセプタクルです。プラグとリセプタクルの各タイプの設計には異なった機械的特性が盛り込まれており、特定のリセプタクル/プラグ同士でないと接続出来ない構造となっています。各プラグはシャークフィン構造を備えており、これによってリセプタクル内で固定されて接続の中断が防止されています。また、ユニットには分離カップリングシステムも備わっています。

これらのコネクタは塩水噴霧に対する耐性が高く、長期にわたり現場で使用できます。高温や低温に対する耐性も高く、摂氏マイナス 40 ~ 110 度 (華氏マイナス 40 ~ 230 度) の温度範囲で動作します。電流定格は 30 A、給電電圧は DC 600V に設計されています。

TE について

TE Connectivityは、インダストリアル・テクノロジーリーダーとして、より安全で持続可能な社会の実現、より豊かな、つながる未来の創造に貢献しています。TEのコネクティビティおよびセンサーソリューションは、広範囲の分野にまたがり、パワー、シグナル、データの伝送を実現し、次世代トランスポーテーション、再生可能エネルギー、工場自動化、データセンターから医療技術に至る様々な産業の発展に寄与しています。8,000名の設計エンジニアを含む85,000名以上の従業員を擁するTE Connectivityは、『EVERY CONNECTION COUNTS』に基づき、世界約140カ国のお客様のビジネスをサポートし続けます。詳細はwww.te.com および LinkedIn、 Facebook、WeChat、 Instagram、 X(旧Twitter) をご覧ください。

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