バスケットボールにおけるセンサ

バスケットボールにおけるセンサ

TE Connectivity (TE) のセンサ技術によってバスケットボールの未来がどのように形作られていくかをご紹介します。

バスケットボールの未来

あらゆる現代スポーツと同様、バスケットボールも絶えず進化しています。バスケットボールは、プロ リーグであってもマイナー リーグであってもレクリエーション リーグであっても、選手にも観客にもスリルに富んだスポーツです。そして、さらにおもしろくなる可能性があるといえるでしょう。バスケットボールがより多くの最新技術を取り入れていくことで、生み出され続けるイノベーションによってゲームの観戦やプレイの方法が変わっていく可能性があります。すでに、ウェアラブルのモーション キャプチャー カメラと先進の生体測定データがこのスポーツの現状を変革しつつあります。しかし、これはただの始まりにすぎないのかもしれません。TE Connectivity のセンサ技術によってバスケットボールの未来がどのように形作られていくかをご覧ください。

オレンジ色罫線
バスケット ゴール

"Practice makes perfect." (練習することで完璧になる) という古い格言があります。完璧さを最大の目標にすることは簡単ですが、練習をうまく活用することで最大の成果をより速く得ることができます。近年、IoT とセンサ技術の分野における技術的進歩によってバスケットボール選手の練習や訓練の方法を改善するためのスマートな方法が数多く実現し、それによって選手の競争力が高まっています。従来、バスケットボールのシュートには成功と失敗の 2 つの結果しかありませんでした。バスケット リングやバックボードに振動センサを設置すれば、成功したシュートや失敗したシュートの具体的な角度や軌跡を選手が研究できるようになります。振動センサを IoT 技術と組み合わせれば、アプリやスマート デバイスにリアルタイムのデータを送信できます。そうすれば、選手は自分がどのようにシュートしているかを見てそれを改善することができます。シュートの成功と失敗だけではなくもっと複雑な情報に注目することができ、多くのシュートを「確実に成功するゾーン」に打てるようになります。

バスケット シューズに組み込む高度計

シュート技術以外には、走る速度とジャンプ力もバスケットボールの得点の重要な要素です。足が着いていかなくて捕球できないことがあるでしょう。高く飛べなくてダンクシュートできないこともあるでしょう。しかし、テクノロジによってそのためにどのくらいレベルアップすればよいかがわかるようになるとしたらどうでしょうか?バスケットボールは停止や移動が絶えず続くゲームです。 したがって、バスケットボール選手は素早く効率的に動き、止まり、また動き出す必要があります。選手のスニーカーに高度計を取り付ければ、速度の測定がフットワーク、バランス、機敏性の改善に役立つかもしれません。 選手のユニフォームに加速度計を埋め込めば、練習や試合中のジャンプ速度、垂直高さ、回転を測定できるでしょう。加速度計を組み込んだウェアラブル リストバンド デバイスがあれば、選手の速度を測定し、動作を分析し、シュートを認識し、選手の手からボールが離れる瞬間にフィードバックをスマート デバイスに送信することができます。リストバンドのオーディオ情報やビジュアル情報によって、選手が取り組むべきことや自分の弱点を正確に知ることができます。すべてのデータを保存し、スマートフォン アプリやウェブ ダッシュボードからコーチや選手がリアルタイムにアクセスできるでしょう。

ピエゾ フィルム表面センサ

正規のバスケットボールの試合であれば、審判は選手やコーチと同様に試合の重要な要素です。彼らはコートに足を踏み入れるたびに独特の期待と重圧感に向き合っています。また、間違った判定もつきものです。しかし、間違った判定のなくなる日がまもなくやって来るかもしれません。堅い木でできたバスケット コートの表面にピエゾフィルム センサを埋め込めば、選手が 3 ポイントラインを踏んだかどうか、ラインを越えたかどうかを審判が正確に判断できます。ピエゾ センサ技術を利用することでボールがラインを横切って得点が記録される瞬間を正確に特定することができ、コンピューターやスマート デバイスにリアルタイム データがリレーされるので審判の判定の当否を確認することができます。

x

技術が進化し、集中できる時間が短くなるにつれて、スポーツ チームやその関係者は戦略やチャネルを練り直してファンのエクスペリエンス向上に努める必要が生じます。仮想現実 (VR) と人工知能 (AI) は、まさにそれを実現できるかもしれない新しい重要な技術です。仮想現実は、スタジアム席のファンも自宅でくつろいで試合を見ているファンもプレイの中心部分に参加させることができますが、ファンの試合の楽しみ方を先例のない形で制御することもできます。バスケットボール選手が 5G VR Goggles を着用すれば、バスケットボールの試合をファンが選手の視点からリアルタイムで見ることができます。ヘッドセットによって外部の刺激が排除され、ファンは本当にコートサイドにいるかのような状態になります。5G ネットワークによって、選手、審判、ファンの 360 度の映像がクローズアップで提供されます。人工知能技術も、コート上に進出してスポーツ ファンのエクスペリエンスを変革しつつあります。AI 技術は、単純な分析にとどまらず、選手独自の統計情報を評価可能な詳細なデータ ポイントを収集します。それによって、選手のパフォーマンスの可能性を詳しく考察できるようになります。仮想コートサイドにいるバスケットボール ファンは、スタジアムのプラスチック席以上に臨場感のあるエクスペリエンスを楽しめます。VR および AI 技術の両方を空間コンピューティングと組み合わせれば、カスタマイズされたまったく新しい私的なエクスペリエンスをバスケットボール ファンにどこでもいつでも提供できるでしょう。ファンは、情報や、リアルタイムでのコート上の視点や、これまで見られなかった角度からのコートの視点にスクリーンからアクセスできます。ファンは、お気に入りの統計情報、リプレイ、解説のすべてを楽しむことができます。そして、試合中のプレイを見逃すこともありません。

オレンジ色罫線

まとめ

急速に変化するスポーツ技術とバスケットボールの分野において、この次に来るものは何でしょうか?可能性は無限とはいえませんが、確かなことはあります。アスリートや観客が非常に多くの新しいリソースと技術を利用できるということは、コート上でもコート外でも、成功の鍵は、スマート コネクティビティ、データ、そして継続であるということです。技術の発達、正確性の向上、小型化、低価格化が進むにつれて、センサがバスケットボールなどのスポーツの世界に今後も入り込んでいき、私たちの知る今日までの伝統を越えた世界を見せてくれる可能性は高いでしょう。間違いなく、鉛筆とノートで得点や統計情報を記録する時代は予想以上に早く時代遅れになります。そしてこれからの試合には大きな無限の可能性があります。

センサを探す

著者:

Brittany Bardo、Sensor Solutions 担当 Marketing Analyst