コンペを通して最新技術をTE 全体に推進

躍進するイノベーション

よりスマートで安全なコネクティビティ ソリューションおよびセンサ ソリューションの開発は、技術陣の好奇心をかき立て引き出す企業文化でのみ可能です。

TE はこの業界でも飛び抜けて多くのコネクティビティ専門エンジニアを擁す企業です。競合他社の中で最も多くの体験を積み重ねている点は、当社独自の強みになっています。
Rob Shaddock,
TE Executive Vice President 兼 Chief Technology Officer (CTO)

TE のリーダーは、エンジニアがコネクティビリティの未来を変える新しいアイディアを思いつき、それを伸ばすことを奨励しています。 このひらめきを推し進めているのは、一連の企業規模の社内エンジニア開発活動です。この活動には、会議、課題、コンペ、共同作業、才能開発があります。これらの活動を通して、TE のエンジニアたちは新しいアイディアに触れ、問題解決のスキルを強化することを求められ、他の分野の同僚と知り合い、(多くは仮想環境で) 世界中のチームと協力して作業を行います。これらの活動によって、市場に投入できるソリューションにまで熟成可能な概念が生まれることがよくあります。それにより、当社のお客様はスマートな未来に迅速に進んで行くことができるようになります。 当社のエンジニアは、他の分野のプロの場合と同じく、新しい概念の創出と試験のための時間と新技術に付いていくための時間のバランスを取る必要があります。同時に、お客様の経営戦略の推進に役立つ実用的なソリューションをお客様との協力の下で進めていかなければなりません。 

TE の TEchCon は、TE のエンジニアたちに協力を促し、知識を共有させ、ビジネスに不可欠な課題に対する新しいソリューションを心に描かせています。

TE の TEchCon は、TE のエンジニアたちに協力を促し、知識を共有させ、ビジネスに不可欠な課題に対する新しいソリューションを心に描かせています。

イノベーションの精神をかき立てる当社随一の手段は TEchCon です。 これは、世界中にある当社のエンジニアリング コミュニティから、エンジニア・科学者・科学技術者・ビジネス リーダーなどのメンバーが集まる、年次開催の 4 日間の技術会議です。この興味深い会議で、出席者たちは、社内全体で発生している技術革新だけではなく、それぞれが注目する分野における最新の技術内容についての理解を深めます。また、お客様の課題に対応するベスト プラクティス、新製品、独自の技術ソリューションについてのアイディアを共有します。TEchCon は CTO である Shaddock の指導の下、当社各事業部門の CTO のネットワークの協力によって開催されるもので、技術的プレゼンテーション、インタラクティブな技術展示、年間イノベーション賞の授賞式など、125 以上の催しが行われます。各出席者は、世界中から集まる何百人もの TE の技術者たちと互いに知り合って協力し合うだけでなく、技術的な知識を高めてエンジニアリングの革新を誘発を目的に企画されたセッションにも参加します。この効果は形を変えていく性質のものです。Shaddock 氏は次のように語ります。「イノベーションはチーム スポーツです。そしてそれは全員の役目でもあります」「私たちはイノベータとして、強い好奇心を持ち、それを継続し、実験し、将来についての意見を持ち、イノベーションを評価して確実に利益を生み出すようにしなければなりません」」  

「私たちはイノベータとして、強い好奇心を持ち、それを継続し、実験し、将来についての意見を持ち、イノベーションを評価して確実に利益を生み出すようにしなければなりません」
Rob Shaddock,
TE Executive Vice President 兼 Chief Technology Officer (CTO)

日々、あらゆる部署で、当社のエンジニアたちは活躍を求められています。 重要な戦略の 1 つとして、TE INNOVATER Game があります。今年で 4 年目になるこの年次開催のオンライン発想コンペは、新しい TE の新しいビジネス チャンスや経費削減に役立つかもしれない革新的なアイディアを共有して磨き上げることで、エンジニアがそれぞれの独自の専門知識を開示するチャンスになります。参加者は、各自、新製品や新しいプロセスの説明、その裏付けとなる図表やビデオ、その利点などのアイディアを提出します。また、このコンペでは、参加者が他の参加者のアイディアについて論評したり、コメントしたり、投票したりすることで、そのアイディアの発展に役立ててもらうこともできます。専門の審査員によるレビューに進むアイディアは、TE のエンジニアリング リーダーからなる審査員によって評価され、さらにその上位のアイディアがイノベーション執行委員会によってランク付けされます。それぞれのアイディアは、イノベーションの優秀性と、新しい収益の流れや運用コストの削減につながる可能性があるかどうかを審査され、入賞が選ばれます。そして、開発予算を得て TE 社内で熟成されていく計画の一部になります。このようなコンペを通し、当社は、世界中のエンジニアリング コミュニティ全体にまたがる開かれたイノベーションとコラボレーションの文化を形成してきました。たとえば、当社のエンジニアは、これらのコンペによってクラウドソーシングの形でアイディアの発想や創出、検証や進歩を行うことができます。また、職務、場所、製品ラインや産業などの重点分野を越えて、知識を共有できます。クラウドソーシングを通し、当社のエンジニアは当初のアイディアをさらに深化させ、エンジニアリングと経営戦略に広く深く関わるソリューションに変えていくことができます。

TE の製造面での生産性を向上させるアイディアを発表する TE のエンジニア
TE の製造面での生産性を向上させるアイディアを発表する TE のエンジニア
TE の企業文化にとって、チームワークと知識共有はイノベーションと同様に重要です。
TE の企業文化にとって、チームワークと知識共有はイノベーションと同様に重要です。

TE における別のコンペに、RoboCup があります。 このユニークな活動は、世界中から当社のエンジニアを集めて TE のプラントで使用できるロボット ベースの柔軟な装置を製作するというものです。その目的は、困難な作業を正確に実行して TE チームが工程・効率・安全性を向上できるロボット ソリューションを開発することです。 このコンペは、世界中の TE プラントで使用できるロボット ベースの柔軟な装置をチームで製作することが目的です。これはただ楽しむためだけのコンペではなく、生産性のためのコンペでもあります。当社の生産プロセスを改善して投資の大幅な回収を実現する視覚制御型ロボットを使用した非常にクリエイティブなアイディアを生み出すからです。また、RoboCup に参加することによってキャリア開発のリソースを利用できるようになります。当社の Advanced Manufacturing Technology (高度製造技術) チームは、参加チームのメンバーにロボット訓練コースを設けており、コンペにエントリするために共通のロボット プラットホームを各チームに提供しています。これらのコースによって、当社のエンジニアは支援ロボットなどの新しい用途を学ぶことになります。したがって、これらのロボットを実際の業務で直接テストし、その性能や、必要な安全基準を学ぶことができます。"TE Connectivity の社長、Terrence Curtin は次のように述べています。「このコンペの目的は、支援ロボットの推進と開発を通して製造のフレキシビリティと生産性に好影響を与えることです」""これらのロボットを知的に利用することで、リードタイム・配送・品質の改善や、並外れたカストマー エクスペリエンスが全体的に実現される可能性があります。"

「このコンペの目的は、支援ロボットの推進と開発を通して製造のフレキシビリティと生産性に好影響を得ることです」
Terrence Curtin,
TE Connectivity 社長

3 年前に RoboCup を始めたときは、参加者は中国の工場からの 12 チームだけでした。 しかし、翌年までに、世界中から 6 つの事業部門の 20 チームが参加するようになりました。現在、RoboCup で製作された装置の 70% が TEの生産拠点に設置され稼動しており、そのことを誇らしく思います。また、その他の装置も 2016 年中に生産拠点に設置できるように調整しているところです。直前 2 回のコンペでは、合計で 25 の生産拠点、9 つの事業部門から 160 人が参加し、TE にとって強いインパクトのあるものになりました。この世界的な活動を継続し、当社生産拠点での生産に活用する視覚制御型ロボットを製造していきます。コンペ前のトレーニング コースで、各チームはロボットのプログラミング方法や作成方法を学びます。これらの技能は実務に応用して役立てることができますし、TE の製造工程を改善して自動化することができるでしょう。

教育と応用は TE のすべてコンペの中核です。 たとえば、IgniTE は世界規模のイグナイト トークをベースにしたコンペで、TE エンジニアは、他のエンジニアを教育しつつ新しいコミュニケーション スキルを伸ばすことを求められます。参加者は複雑な技術情報を簡潔かつ明快に示す必要があります。 自動で 15 秒おきに進む 20 枚のスライドを使用して、5 分間のプレゼンテーションで説明しなければならないからです。この体験によって、エンジニアたちは、オーディエンスの関心を集めて詳細に興味を持ってもらえるような、注目されるトークの組み立て方や話し方を学びます。 別の例としては、Raspberry Pi Bake-off (ラズベリー パイ ベイクオフ) があります。このイベントでは、250 ほどのラズベリー パイのキットを世界中の希望するエンジニアに提供しました。このクレジット カードほどの小さなコンピュータは、モニタやキーボードを取り付けてデスクトップやタブレット型コンピュータのような様々な作業を行うことができます。このベイクオフでは、エンジニアは、このシングルボード コンピュータを使用して何か革新的なものを作成することを求められます。それは、設計、製造、調査、開発、企業の社会的責任に関わる分野などの仕事関連のものであっても、実社会で使用するものであってもかまいません。参加者がラズベリーによる作品のビデオと文書を提出し、TE および外部の審査委員会が審査します。 審査基準は、プロジェクトの革新性、成果、経済的なインパクト、文書化などになります。 そして、最終的に 7 組の入賞作品が決められます。

これらのイノベーションに関わる TE の活動を通して、エンジニアたちは新しいアイディアを知り、問題を解決するスキルの向上を求められます。

これらのイノベーションに関わる TE の活動を通して、エンジニアたちは新しいアイディアを知り、問題を解決するスキルの向上を求められます。

TE の Manufacturing Development Engineering (製造開発エンジニアリング) 担当上級マネージャ、Mark Gutman は次のように語ります。「コンペに参加する最大のメリットは、これらの活動によって当社のエンジニアのイノベーションの精神が引き出されることです」 インダストリアル エンジニアリング チーム内の RoboCup 主催者である Gutman は、次のように述べています。「コンペを行うことによって、ビジネス・財務的ジャスティフィケーションといった、それまでイノベーションをエンジニアリング レベルに止めてきた弊害が取り除かれます。したがって、問題に対する技術的な解決策を見つけることに集中できるのです。このような活動が示すことは、当社は革新的なアイディアを支援し、資金を援助し、十分な時間を提供する意思があるということであり、エンジニアたちが既存製品に新技術を取り入れるクリエイティブな方法を見つけていく真のエンジニアになることを期待しているということです」。参加者は、技術について知ること、技術を応用することのメリット、TE ならびに当社のお客様にとっての技術の生み出す価値に集中できます。これらのコンペは、当社の世界的なエンジニアリング コミュニティ全体での対話を活発にします。そして、当社が企業としてこの技術をどのように新製品に取り込めるのか、また、長期的に見て次世代の技術を製品に取り込むために必要な労力をどのように最小限に抑えていくかにも重点を置いたものでもあります。この知識によって、当社のエンジニアは社内の製造プロセス、効率、安全性を向上させることができるようになります。ひいては、顧客用途のソリューションをさらに良いものにすることになります。

当社の インダストリアル オペレーション チームで主催されている、もう 1 つのエンジニアリング課題は、ARISO 課題です。 このイベントは、ARISO Contactless Connectivity として知られる、産業用機械およびオートメーションの TE の革新的ソリューションにちなんで名付けられました。ARISO Contactless Connectivity とは、短距離において電力やデータを機械的接触なしで接続できるように設計された当社のハイブリッド相互接続システムです。この課題の主催者で TE プロダクト マネジャの Benjamin Mang の説明によれば、この課題のエンジニアリング上の目的は、メンテナンス コストを削減して生産性を向上させながら、ARISO を工場機器に取り入れる新しいアイディアを見つけることだということです。当社のお客様がご自身の生産拠点にこの技術をどのように採り入れるかを示す例も提示されます。参加のエンジニアは、自身の製造ラインで ARISO を使用する製造の専門家と交流する機会を得られます。その結果、そのソリューションの経時的な性能に関する実際のフィードバックを得たり、そのプラットホームが TE プラントやお客様に与える具体的な利点を理解したりすることができます。当社のエンジニアは、これらの課題で競い合ううちに、通常、職務や場所を越えてクラウドソーシングでアイディアを集め、チーム同士で協力して試験を行ってアイディアをソリューションに変換していきます。彼らは、設備の寿命全体を通した性能のあらゆる詳細を明確に理解できます。この明確な理解によって、エンジニアたちはアイディアを磨いて進歩させることができます。これは、社外の設備では守秘義務上不可能なことです。さらなる利点として、当社のエンジニアたちは、自らの技術マニュアルがどのくらい役に立っており、使用に堪えているかを実際に知ることもできます。このような課題を通して、セールス エンジニアたちは現実の使用状況についての知見を述べることができ、その技術がお客様に提供する利点をより明確に伝えることができるようになります。

TE のエンジニアに課題を与えて奮起させる TE の活動によって、各チームは新しい技術を学び、この技術企業全体の中で新しい人間関係を作っていく機会が与えられます。
TE のエンジニアに課題を与えて奮起させる TE の活動によって、各チームは新しい技術を学び、この技術企業全体の中で新しい人間関係を作っていく機会が与えられます。

エンジニアリング精神をたたえる

才能とは、イノベーションと同様に、育まれ、深まり、賛美されるものです。当社の Engineering Academy (エンジニアリング アカデミー) は、継続的かつ長期にわたって才能を伸ばす幅広いアプローチをエンジニアたちに提供しています。Academy チームは知識体系 (BoK) マトリックスを監督し、新しいエンジニアの研修カリキュラムを開発します。その目的は、エンジニアリング チーム全体で、概念、慣行、プロセスを標準化することです。これによって、当社のエンジニアたちは、共同作業が簡単に行えるようになり、協力して業務や技術における企業の価値を高めることができます。

社内のコラボレーションやイノベーションに関する活動を通して、当社のエンジニアたちは企業全体で同僚と交流し、クラウドソーシングによって新しいアイディアを獲得し、社内のネットワークを構築し、設計から運用まで知識を構築する機会を増やすことができます。 これらの活動によって、TE 全体で、エンジニアリングの厳格さとベストプラクティスの共有を進める企業文化のダイナミクスが強化されていきます。これらの活動を通して経験豊富なエンジニアの才能を常に向上させることができますし、STEM 関連の活動を通して新人のエンジニアや新世代のTE イノベイターになる学生にさえも刺激を与えることができています。当社全体で好奇心と創造力を世界的に推進することによって、イノベーションが TE の中心的価値であり、新製品を構想することから、お客様の課題を革新的に解決するソリューションを構築することに至るまで当社のあらゆる活動で不可欠なものであることを確認しています。慣習にこだわらずに考えるという当社の伝統を大切にして伸ばすことによって、当社のエンジニアは効果的に TE の同僚やお客様と協力して交流しつつ、その技術やリーダーシップを示し続けます。エンジニアたちのイノベーションに対する取り組みは、この業界全体の中で当社を特別な会社にしています。すなわち、すばらしいカストマー エクスペリエンスを提供し続けているということです。